BTSワールドツアー『ARIRANG』チリ公演、会場問題で揺れる現地事情とは

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2026年、BTSは『BTS WORLD TOUR ‘ARIRANG’』として34都市・85公演にも及ぶ壮大な世界ツアーを展開しています。北米やヨーロッパでは軒並みチケットが完売し、韓国アーティストとして初めて南米の名門スタジアムを制覇するなど、まさに歴史的な快挙を重ねてきました。

そんな中、10月に予定されているチリ・サンティアゴ公演をめぐって、思いがけないトラブルが持ち上がっています。今回は、その経緯と現状、そして今後の見通しについて詳しくお伝えしていきたいと思います。

出典:24Horas_TVNChile

■ そもそも何が起きているのか

BTSのサンティアゴ公演は、当初10月14日・16日・17日の3日間、チリ最大のスタジアムであるエスタディオ・ナシオナル(国立競技場)での開催が予定されていました。チケット販売は4月に開始されましたが、発売からわずか数日で完売するほどの人気ぶりだったそうです。

ところが7月2日、チリ国立スポーツ院(IND)が、この国立競技場の使用を正式に認めないと発表しました。理由として挙げられたのは、BTSのステージが採用する360度型のセントラルステージという特殊な構造です。観客に囲まれる形でグラウンドの中央に設置されるこのステージは、総重量が600トンを超えるとされ、天然芝と人工芝を組み合わせたハイブリッド芝生への負荷が懸念されたのでした。

さらに、この競技場では11月にチリ代表の公式戦、プロサッカーの試合、そしてチャリティー番組「テレトン2026」など、すでに予定が組まれている行事が控えていました。IND側は、大規模なステージ設営・撤去によって芝生の回復期間が確保できなくなれば、これらの行事や国際基準の認証にも影響が及びかねないと説明しています。

チケットがすでに完売していただけに、この発表はファンにとってまさに寝耳に水。現地のBTSファンクラブは声明を発表し、公式X(旧Twitter)上では抗議のハッシュタグが広がるなど、大きな反響を呼びました。抗議デモが計画される事態にまで発展しています。

■ 現状はどうなっているのか

とはいえ、この一件は「公演中止」が決まったわけではなく、あくまで「予定していた会場が使えなくなった」という段階にとどまっています。

チリのスポーツ相ナタリア・ドゥコ氏は、主催会社であるDG Mediosが、IND側の正式な許可が下りる前からチケット販売を進めていたと指摘しました。政府としては、国立競技場の南側にある広場エリア(エクスプラナダ・スール)を代替案として提示していますが、すでに指定席のチケットを購入しているファンにとっては、当初の会場・座席での鑑賞体験を約束されていただけに、納得しづらい部分もあるようです。

この報道を受けて、ビーニャ・デル・マル市はエスタディオ・サウサリートを、コンセプシオン市はエスタディオ・エステル・ロア・レボリェドをそれぞれ代替会場として提供する意向を表明するなど、他都市からも支援の声が上がりました。

そして7月5日には、大きな動きがありました。主催会社DG Mediosが、芝生への負荷を分散させる「メカノ構造」と呼ばれる補強設備を導入する新たな技術提案を政府に提出したのです。これを受けてIND側も、当初の判断の前提が変わったとして、国立競技場での開催を改めて検討する姿勢を示しました。ドゥコ氏は、政府が用意している選択肢として、①主催者側が荷重分散構造を取り入れて国立競技場での開催を目指す道、②それが叶わない場合は競技場敷地内の広場やパルケ・セリージョスといった代替会場に切り替える道、の二つを挙げています。

7月6日現在、正式な会場決定にはまだ至っておらず、状況は流動的なままです。

■ 今後の見通しとファンへの影響

今回の一件は、BTSの世界的な人気の高さと、それを受け入れる開催国側のインフラ・行政上の制約との間で生じた、いわば”成長痛”のような側面もあるのではないでしょうか。実際、今年はメキシコ公演でもチケット争奪戦が過熱し、転売問題から大統領同士のやり取りにまで発展するなど、BTSの復帰後ツアーは各国で異例の反響を呼んでいます。それだけ待ち望まれていた分、会場をめぐる調整には各方面の丁寧な対応が求められることでしょう。

ファンの立場からすると、気になるのはやはり「指定席チケットの扱いがどうなるのか」「会場が変更された場合、日程やアクセスに変更が生じるのか」といった実務的な点かと思います。現時点ではDG Mediosから正式な発表はなく、続報を待つ必要がありますが、政府側も「文化と スポーツが共存できる形」を模索したいという姿勢を見せていますので、何らかの着地点が見出される可能性は十分にあるのではないかと感じています。

サンティアゴ公演を楽しみにしているARMYの皆さんにとっては落ち着かない日々が続きますが、公式からの発表があり次第、またこちらでも追ってお伝えしていきますね。

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■ まとめ

BTSワールドツアー『ARIRANG』のチリ・サンティアゴ公演は、当初予定していたエスタディオ・ナシオナルの使用がIND(チリ国立スポーツ院)によって一旦不承認となったものの、主催者側の新たな技術提案を受けて、現在は開催に向けた再調整が進められている段階です。公演そのものが中止と決まったわけではなく、あくまで会場をめぐる行政上の手続きが続いているというのが正しい理解になるかと思います。

今後の公式発表次第で状況は大きく動く可能性がありますので、チケットをお持ちの方はもちろん、遠征を検討されている方も、公式情報をこまめにチェックしていただくことをおすすめします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪


この記事を書いた人
韓国好きな台湾かっさインストラクター
かのん

2023年5月からブログを開始!

【かのさぽ】では、好きな韓国情報や気になるアーティスト情報、番組などを紹介しています。

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